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執筆者の写真Masumi

Project: 135日のモビィ 41/ Moby Dick Diary 41

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洋書Lovers普及委員会 委員長のMasumiです。


Chapter 41: Moby Dickを読んだ感想をば。


なんと、ここで視点がイシュマエルに戻ってきました!

Moby Dickは、出航後の物語の視点がイシュマエルから各キャラクターに飛ぶことを、事前に確認していたため物語がより難解になっていくと身構えていましたが、確かにこれまで沈黙を守ってきたイシュマエルが本章の語り手として登場します。

数々の乗組員の考えを紹介するためにも、一人称の物語よりも三人称の物語の方が進めやすいので、この描かれ方を導入したのだと理解しました。

さて、イシュマエルの視点に戻り、彼は過去にモビーディックによってもたらされた被害を淡々と語ります。

過去には死人も出た、モビーディックとの漁の死闘。

これからイシュマエルもこれを経験することになります。

頭の前部分、つまり、おでこが奇妙に白く皺が入り、ピラミッドによく似た三角のこぶがある、あの白い鯨。

特徴的な泳ぎ方で大波を作り、船を攻撃する様はまさに作中で鯨をリバイアサンと呼ぶ表現にぴったり。

怖いですが、この先の鯨との死闘シーンが楽しみになりました。




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