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洋書Lovers普及委員会 委員長のMasumiです。
本作に限らず、私は食事のシーンがしっかり描かれている作品に対し、心を動かされやすい(良い作品の場合が多い)です。
人間の欲求が文字と、それによるイメージで満たされるからかもしれません。
なので「食事を済ませた」で終わる作品より、描写がある作品が好き。
本作の食事は昨日読んだ第5章で描かれており、食事そのものより、食事の場でイシュマエルが見るキークエグの佇まいを描いていて、当初は少しだけ不満でした。
が、昨日読んでみて、まぁこれもありかと思いました。
二度読むというのも、その時の感じ方が変わるのでよいかもしれませんね。
以下、再掲
Chapter 6: The Streetを読んだ感想をば。
インターバルの位置づけの本章。
キークエグと朝食を済ませたイシュマエルがナンタケット(Nantucket)を歩いて街並みを語ります。
第三章では、到着した時になんとも陰鬱とした空気がぬぐい切れませんでしたが、今回の様子は、朝の光景ということもあってかどこか明るい雰囲気でした。
何かイベントがあったわけではありませんが、イシュマエルの気持ちの明るさが感じられました。
緊張も解けたのかな。
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