Book Report: Daring Greatly
Author: Brene Brown
翻訳版の有無: あり「本当の勇気は「弱さ」を認めること」
映像化: なし
英語レベル: Advanced(一年間で一冊洋書を読了できるレベル)
「弱さを恥じる必要はないし、強さをひけらかすこともいらない」
初めて、小説以外の洋書に挑戦しました!
私の趣味の一つが読書。
いつも読書の対象になるのは、フィクションに属する作品ばかりでした。
物語の世界に没頭することが出来るのは楽しいのですが、本作に出会ったお蔭で楽しみの幅が広がりました。
本作を紹介してくれた友人に感謝です。
と、ここまでは耳障りのいい言葉を使いましたが、本作に挑戦した初めの頃は、いつもの好みのジャンルではなかったので、戸惑いがあり、最後まで読み進めることが出来ませんでした。
しかも、二回挑戦して、二度挫折。
きっと、「弱さ」とか心と向き合うテーマの本作に、抵抗を覚えていたのでしょう。
でも、三度目の挑戦では、本作を読むことそのものに没頭出来て、本作のテーマでもある「弱さ」にも向き合えて、過去に二回挑戦した時と違い、内容がすんなり入ってきました。
本作「Daring Greatly」は、嫌な人にとっては避けたいトピックスです。
最初に申し上げた通り、弱さや恥に関することがテーマです。
自身が持つ弱さを認めることが、メイントピックスです。
著者のブレネー・ブラウン氏を検索すると、勇気・心の弱さ・恥・共感などについて研究を行っている方、と出てきます。
誰かに認めてもらうために様々な努力を重ねてきた人にすれば、心の弱さや恥を研究する人とは関わり合いたくないかもしれませんね 笑
だって、自身の弱さと向き合わなけばならないから。
本作で取り上げる「弱さ」は、様々な定義がありますが、どの角度を切り取っても共感出来るものばかり。
特に性差によって引き起こされる弱さ、恥は共感しやすいトピックスでした。
女性が感じる恥は、例えば、見た目も行動もその佇まいも完璧でなければならないと、まるで誰かに迫られるような恐怖を抱いていること。
特に、家庭を持ち人の親になれば、子供の見本になるべきとして完璧な母親の役割を果たすことを求められる。
男性の場合は、失敗することが恥の大部分を占めて、失敗することは弱さとして捉えられている。
恥はすべてにおいて、避けるべきこと、欠陥である。
家庭において、職場において、完璧なリーダーシップを取らなければならない、とプレッシャーがかかる。
完璧を求められるのは、性別は関係ない。
大人の世界って、大変ですね 笑
ちょっと読書を辞めて、少し高い位置で本作を眺めてみると、子供が登場しなかったことに今更ながら気づきました。
この「弱さ」や「恥」は、大人が抱く感情なのですね。
子供の時は無垢で、無限大の可能性があって何かに挑戦出来たはずなのに、大人になると様々なフィルターが掛かり、制限がかかり、枷が付き、なんと窮屈な世界の中で生きなければならないのだろうか。
秩序ある世界は美しいけれど、窮屈に感じ始めたら、それは自分を必要以上に律しているからかもしれませんね。
恥も、弱さも、自分を守る鎧。
自分を律し、世の中でうまく生きるために身に着けた力。
ですが、最近の言葉として登場した「風の時代」の訪れと同時期に、世の中の流れが変わったように感じます。
より、本質に沿って生きていかないと、息苦しくなると思うようになりました。
その息苦しさを感じない人は、それはそれで満たされている人生なので花丸なのですが、息苦しさを感じるひとは、自分の本当の声から背いて生きているのだと私は考えています。
私の場合は、何だか息苦しいなと感じるようになった頃に本作に出会ったので、幸運だったなと思っています。


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