Author: Louise Stapley
翻訳版の有無: なし
映像化: なし
英語レベル: Advance(一年間で一冊洋書を読了出来るレベル)
この本を読むと、「運の引き寄せは自分のマインドから、ということがわかる」というベネフィットを得られます。
皆さんは、今いる自分の環境に満足していますか?
私の周りには、自分が置かれた環境を更にアップデートさせようと様々な努力をしている方がいらっしゃいます。
その方々のマインドは、「今の環境がいや」だったり、「今の環境は好きだけど、現状維持せずワンランクアップしたい」といったり、様々。
私もその一人です。
本作に手を出したのは、私も「今の環境は好きだけど、現状維持せずワンランクアップしたい」という理由から。
手法がわからないので、practicalな情報を学びたくて本作を購入しました。
こういう類の活動をするのは、今回が初めてではないので傾向を知っていますが、本作を読んでやっぱりぶつかった、ある気づき。
自分が幸せになるには、何かをするから幸せになるのではない。
自分が幸せマインドであるかということが、幸せの近道。
よく引き合いに出されるのが「幸せになる習慣」で、例えばトイレ掃除をすると運気が上がるとか恋愛運が上がるとか聞きますが、嫌々掃除していたら意味がない。
習慣があなたを幸せにするのではなく、マインドが幸せであれば幸せの方からこちらにやってくるのです。
まさに、そう思ったらそう(SOS)です。
本作は、作者が実際に幸せを引き寄せるために実際に行った30の手法を紹介しています。
これらを実施するにあたり、作者は現在地にいる自分が今後更に幸せになるためのイメージトレーニングをしたり、イメージを活かしてなりたい未来を描くヴィジョンボードを作ったり、とアウトプットしてその結果や感じたことも併せて共有してくれています。
簡単に出来ることから、材料を揃えて何かを作り上げるなど、様々。
本作を読んだ後(7月)、実は今(8月)別な自己啓発系の作品を使い、オンラインコミュニティーを通じて出会った方主催のワークショップで、感謝ワークを実践中です。
その別な作品とも共通する事柄が、「感謝する」ということ。
本作の2番目で出た、「毎朝、あなたが感謝する10のことをノートに書きなさい」というワークは、この別な自己啓発系の作品でも取り上げていて、私達はまず現状に感謝することから始めなければならないんだなと、痛感しました。
当たり前を当たり前と思ってはいけないんだなと、感じています。
今住む家というfoundation。
自分と親、自分と子、あるいは独身であるというrelationship。
お金を生む仕事、健康と美容、毎日を回してくれるinfrastructure存在は、当たり前ではない。
でも、私達はそれを忘れがちになります。
(私はこのワークショップのワークを昨日実践していて、感謝せず当たり前に思っていることが結構あるなと痛感しました。)
本作品は、自分がその身を置きたい未来をイメージし、現状に感謝するワークがたくさん詰まっています。
紹介されたワークを「ふぅん、そうなんだ」と納得して終わりにするか、実践するかは読者次第ですが、私は本作を読んで取り入れたアクションアイテムがあり、それを実践していると心が温かくなる体験をしています。
そのうちの一つがアファーメーション。
現在形のフレーズを使い、自分がどういった人なのか声に出して言い聞かせます。
とはいえ、一人の時に自分に向かって呟くとはいえ、ちょっと気恥ずかしいのですが、私の大好きな作品「The Help」で主人公のメイド・エイビリーンが勤め先の幼い娘メイ・モーブリに対して掛けていた言葉を自分にも使うようにして以降、勇気が湧くようになりました。
「You is kind, you is smart, you is important.」
著作から使っているので、ちょっとパクリなのですが、自分の声を一番聞いているのが自分自身。
私が私を励まして、ポジティブな言葉を掛けてあげて、自分という存在はどんな存在なのかを言い聞かせて奮い立たせています。
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