Author: Amanda Frances
翻訳版の有無: なし
映像化: なし
英語レベル: Advanced寄りのBasic(一日3分英語と向き合えるレベル)
この本を読むと、「お金のブロックがあってもいい。お金と上手に付き合えばいいと思わせてくれる」というベネフィットを得られます。
皆さん、お金に対してどんな感情がありますか?
私は、ブロックがありましたよ。
親世代の価値観もあるかもしれませんが、お金はなくなっていくもの、投資や株は水物という考えが強い世代に教育されたので、あまりいいイメージを持っていませんでした。
なので、この作品を友人から紹介されて初めて読もうとした時、挫折しました。
正直、「いや、あなただからお金に愛されたんでしょ?」とひねくれた気持ちで読んでいましたね。
ですが、今回満を持して、読破することが出来ました。
それは、私の中にあるお金のブロックが、以前よりずっと崩れたから。
お金とは、愛のエネルギー。
そう教えてくれた人と出会えました。
本作の中で感じ取れるのは、作者も私達と同じように、初めはお金のブロックがあり、でも私達以上にお金はエネルギーだと感じ、起業家として成功する前からお金の持つ力に興味を持っていた姿が、とても印象的だということ。
「うわ、お金に興味があって卑しい」とか、「お金が好きって、がめつい?」ってどうしても思いがちな私達。
それは、お金に対しする教育が足りていないから。
本作では、作者はお金はエネルギーの流れであると示し、彼女がこれまで目の当たりにしたお金に対する偏見を問いかけたり、お金との付き合い方に関する数々の質問を読者に問いかけてきます。
お金に関するワークを提供してくださっているので、読者である私達は、その質問からどれだけ自分にお金のブロックがあるかを見つめ直す機会を貰えます。
やはり、お金に関する質問は、どれだけブロックを持っているかという趣旨の質問が多いですね。
本作の質問も、最初の質問は何に対し恐れを抱いているか、何を変えたいと思っているかというマインドに対する質問でした。
私はまだこれらの質問に答えていませんが(典型的な長女気質のため、質問に応えたいと思っています。きちんとが好きで、完璧主義だね 笑)、どれも心が反応するものばかり。
やはり冒頭で作者が伝えている、お金はあくまでエネルギーにすぎない、という定義が印象的です。
お金によって私達は人生を狂わす、という印象を抱きがちだと思いますが、あくまでお金はエネルギーであり、お金という強力なエネルギーによって生まれ持った本性を表に出させるだけだということに気づかされます。
さて、私は未来を生み出すことにお金を使いたい、今ある家族が私達子供を守るのは当たり前、という考えを長年持っていました。
だから、両親や祖父母が私達子供達世代にエネルギーを使うのは当たり前、という考え方をしていました。
時間が経過し、両親やその上の世代が年齢を重ね、エネルギーを出す世代交代も遠い未来の話ではありません。
当然、お金は私達の懐から出るわけですが、それを負担と思うか、愛のエネルギーの出どころと思うかは、私達次第(もちろん、私達に対する親世代の対応も関係してきますが)。
そう考えた時に、親世代から受けたお金に関する価値観のプレゼントは大切なもの。
作者が言う通り、お金がエネルギーの流れであるならば、私達は人に対し、使いたいエネルギーというのがわかってくるもの。
以前は、「親や子供なら自分のエネルギーを使って当たり前」という風潮だったと思いますが、今では「親や子供といえ、自分を大切にしない人とは距離を置いていい」というものに変わってきています。
つまり、エネルギーを使うべきところを自分で選んでいい。
親だから、子供だから、パートナーだから、というところは関係ない。
自分達が使いたいところに、そのエネルギー(お金)を使ってokと許可を貰えていると、私達は動きやすいですよね。
本作ではそれが許されている気がします。
コメント