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洋書Lovers普及委員会 委員長のMasumiです。
Chapter 93: The Castawayを読んだ感想をば。
乗組員の一人に黒人のピップ(Pip)がいます。
彼は生来明るく、若いエネルギーに満ち溢れた人物で、人種は違いますが背格好はドウボーイ(Dough-boy)と似て比較されることも。
そんな彼はship-keeperの役割を担い、漁に出る際に使うボートを漕ぐ担当者です。
ある鯨漁でクジラが船に突進し、ピップは驚いて体を乗り出し、ボートと波の間に体が出てしまって漁の邪魔をしてしまいます。
銛師のタシュテゴはピップを助けますが、そのせいで鯨を逃してしまい、ピップは責められる羽目に。
二等航海士スタッブもピップに注意し、ピップも理解しますが、同じ場面に出くわすとまたしてもピップは身を乗り出してしまいます。
スタッブもタシュテゴも、ピップを無視してボートに置き去りにし、他の乗組員も漁を続けることにします。
最後にピップはちゃんとピーコッド号に戻されるのですが、ボートに取り残された間に何があったのか、ピップのマインドは漁の前のそれではありませんでした。
うぅん、チームワークの大切さと、そこに自分が必要とされているか実感できないとマインドやメンタルに大きく影響するので、ピップもそれじゃないかと思わされた章でした。
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