洋書Lovers普及委員会 委員長のMasumiです。進捗報告です。
27日から29日に掛けて読書の時間を作り、読了しました。
怒涛のように六月後半読書した。
読書に時間を費やしているというのもありますが、一週間以内に一冊読み終えることが出来るのはその本のボリュームが一番影響するな。
もっとボリュームの厚い本であれば、もう少し時間を掛けて読むことになるのだと思います。
いやぁ、シリーズ最終作は、タイトルのとおり南の良い魔女グリンダが大いに活躍する作品でした。
あっさり説明してしまうと、ドロシーとオズの統治者が、グリンダの魔法の書籍に書かれた出来事を見て、その場にで向かうのですが、そこでトラブルに巻き込まれ、グリンダが助けるという物語です。
二人が何を見たのかというと、二つの種族が争いを始めようとするまさにその場面です。
つまり、戦争を止めに行こうと言って二人が旅に出るのですね。
グリンダが直々に助けにで向かうってよっぽどですが、彼女はこれまでとにかく魔法が使える万能者、みたいな立場で特に見せ場がありませんでした。
今回彼女が全面に出たのは、もちろん彼女の活躍を紹介するためと思いますが、オズの国最強のグリンダの魔法をもってしても万能ではない、ということを伝えるためのように思えました。
「魔法」といってもオズの国には複数魔法が存在します。
オズの統治者は妖精なのでフェアリーの魔法を使い、オズの魔法使いは人間ですがグリンダの弟子となり魔術を使う。
グリンダも魔女ですが、かつてオズの国を圧制した東西の悪い魔女達との「魔女」「魔法」とは異なる魔法を使います。
Fairy magic, wizardry, sorceryと区分けされています。
東西の悪い魔女達の魔法はwitchcraftです。
異なる魔法が存在する中、ドロシー達の救出に出向いたグリンダと仲間達。
普段日の目を浴びないキャラクターが取り上げられるのは、新たな発見があっていいです。
また、グリンダや彼女に関わるキャラクターは舞台「ウィキッド」の登場のために、原作と異なる情報の方が有名になってしまっています。
私もだいぶ誤解していました。
厳密に言うとグリンダというより、西の魔女に対する情報が舞台ベースでした。
西の魔女、緑の肌をしたあの有名な魔女は、舞台ではエルファバという名前で登場します。
二人は友情を育むが様々な理由で別の道を歩むことになる、というのがざっくりした舞台の流れで、これは原作にないです。
西の魔女は原作では西の魔女。
名前はないです。
グリンダも、舞台では人気者の立場にあるキャラクターで、それは原作でも変わらぬ立場ではありますが、原作は本当に脇役中の脇役。
物語の最後の章あたりから登場する、といった流れが多かったです。
映像作品のインパクトって強いんだなと、本作で発見がありました。
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