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執筆者の写真Masumi

読了: Rinkitink in Oz (OzPj)

更新日:2023年4月21日


洋書Lovers普及委員会 委員長のMasumiです。進捗報告です。


六月は一本集中、Christopher Marlowe作品を読むと決めて活動をしていましたが、

結果、出来ませんでした 笑

本件、さらっと進捗報告します。

6月の禁欲生活中(笑)、12日、13日の二日間掛けて読み終えました。

いやぁ、やっぱ読書最高ですね。


本作品のタイトルのリンキティンクは国名、そして国王の名前でもあります。

彼はピンガリー(Pingaree)の国に滞在してピンガリー国王、王妃、王子のインガ(Inga)にもてなしを受けていました。

どんな時も楽天的に物事を捉えることが出来る性格で、時にインガ王子から疎まれますが、物語が進むにつれインガはリンキティンク王のの明るさに救われることになります。

ピンガリー国に滞在する最中、国は襲撃を受けてしまいます。

襲撃で国と国民を連れて行かれてしまう一方で、難を逃れたリンキティンク王とインガ王子、そして人の言葉を話すヤギのビルビル(Bilbil)が協力してピンガリー国を取り戻すのがこの物語の主軸です。

ん、なんか聞いたことあるぞ、王子が国を取り戻す話。


今回のオズは珍しく主人公が男の子。

これまでに男の子がメインとして、The Patchwork Girl of Ozにウィンキーの民オジョが登場しました。

放浪癖のある人間の少年バトン・ブライトも出てきますが、彼は主人公として物語に登場したわけではありませんでした。

しかも王国を取り戻すという筋書きが、いかにも冒険ものっぽくってわくわくしました。

本作品に登場する、インガ王子のパワーの源になる3つの真珠は彼の家に伝わる歴史あるアイテム。

これらを使って苦難に立ち向かうインが王子の姿が格好よかったです。

例に漏れず、最後にはドロシーとオズ国の統治者が登場して業務報告張りに物語の主軸となる面々に謁見する展開となりますが、主筋がしっかりした骨太の物語で読みごたえがありました。



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