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執筆者の写真Masumi

読了: The Magic of Oz (OzPj)


洋書Lovers普及委員会 委員長のMasumiです。進捗報告です。


移り気な自分を許してほしい 笑

21日に読み始めて23日に読了しました。


作品も巻数を重ねるごとにページ数が短くなっている感じがしますが、毎度クオリティーが下がらないからすごい。

確かに読者の期待に応えるがために書いている感じがするのは否めないのですが、適当にあしらっていないところがボームの良いところで、彼がオズシリーズを14冊手掛けることが出来た由縁です。


さて、本作品はダークな気持ちを持った男の子が登場します。

キキ・アル(Kiki Aru)という山に住むHyups(たぶんハイアップの民)の男の子は、自身が今いる環境に飽きていました。

ある日魔法の呪文を盗み、覚えることが出来たので、それを使って山を下ります。

その呪文は自分及び相手の姿を変えるもの。

キキは自分を鳥の姿に変えて山を下り、かつてオズの国を侵略しようとして何度も失敗したかつてのノーム王に出会います。

かつてのノーム王にの入れ知恵を受けて、キキもオズを攻める算段をし始めるのです。


出た!ノーム王。

「かつて」と書いたので察する方がいらっしゃるかと思いますが、彼は過去作品で国を追われてしまうのですね。

そしてしつこくオズの国、ドロシーやオズ国の統治者を狙います。

折しも統治者の誕生日が迫っていて、彼の方に贈り物をしようと冒険に出掛ける仲間達が困難に遭い、救出に向かうというのが物語の軸で、その中でキキ達が絡んでくるのですね。

ほんとね、ただのモブキャラだと思っていたかつてのノーム王がこんなに登場するとは思ってもみませんでした。

よっぽどドロシー達を恨んでいるのだと感じられるし、彼の他にもオズ国を侵略しようとしたキャラクターが出てきますが、彼らはあっさりオズの国のルールに従ってくれて平和に暮らしています。

良い魔女のグリンダと彼女の弟子であるオズの魔法使い以外、魔法を使用してはならない(彼らも良い行いのために魔法を使う)というルールを制定し、これまでに何人か魔法を取り上げられたキャラクターがいました。

つぎはぎ娘のスクラップスに生を与えたドクター・ピプト(Dr. Pipt)も魔法を取り上げられるという運命を辿りますが、お蔭でオズ国の中で幸せに暮らしています。

だというのに、ノーム王 笑

彼の強いキャラクター、ある種強い信念を感じながら楽しめる作品になっています。

彼と再会することになるドロシー、オズの統治者は、果たして彼に対しどのような対処を取るのかも楽しめます。












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