洋書Lovers普及委員会 委員長のMasumiです。進捗報告です。
ぎゃぁ、随分時間が経ってしまっていました!
圧倒的インプット過多。
報告が遅れましたが、GWが終わる5月8日に本作を読了しました。
ねじまき型の機械であるチクタク(発音としてはティクトクなんでしょうね。)にスポットがあたりますが、というのも、またオズの国、エメラルド・シティが他の民族に狙われたことから物語が始まります。
オズの国の統治者が、見た目では幼いと判断されるために、これまでに地底に住むノーム王から侵略を受けたこともありましたが、今回も同様の理由でOogaboo(ウーガブーと私は読んだ)の民を統べるアン女王(Ann)が侵略のため、数少ない家来を引き連れて故郷を飛び出します。
同時進行で、難破船から脱出したベッツィー(Betsy)とミュールのハンク(Hank)は、自身の弟を探す旅に出ていたシャギーマンと出会い、彼のクエストにお供することに。
かつて登場した雲の妖精ポリクローム(Polychrome)や薔薇の精オズガ(Ozga)もそこに加わり、弟探しに力強いメンバー達が揃いますが、なんと、シャギーマンの弟はかつて侵略したノーム王の手で幽閉されているという情報を聞きつけます。
相変わらず臣下からの信頼の薄いノーム王の周辺でもパワーバランスが変化したり、アン女王もそこに加わったりと、複数のキャラクターの思惑が上手に交ざりながら、今回もよい具合に話がまとまります。
私のInstagramにも投稿しましたが、本作の主人公のポジションにいたのは新たに登場したベッツィーな気がします。
船から降り立った島での冒険やその後シャギーマンと出会って旅を進める中で、彼をサポートしたりと活躍します。
ちなみにティクトクは、アン女王が引き連れてきた二等兵がその職を降りた時に、新たに彼女の二等兵となったことで活躍の場を与えられます。
それ以前にも、ノーム王がティクトクをうち捨ててほったらかしにされているところへ、シャギーマン一行が通りかかって事情を聴きだすなど、物語のキーポイントにティクトクがついています。
ですが、やはり本作はベッツィーがリードしていると感じます。
さて、Ozシリーズも残すところ6作品ですが、この先どんなエピソードが飛び出すのか。
いろいろなキャラクターにスポットライトが当たっていますが、ドロシーと当初旅をしたブリキの樵、案山子、ライオンもスポットライトが当たるのか。
楽しみですね。
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