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読了:Sons of Destiny (Darren Shan)

  • 執筆者の写真: Masumi
    Masumi
  • 2023年12月9日
  • 読了時間: 2分

更新日:2024年12月21日


洋書Lovers普及委員会 委員長のMasumiです。進捗報告です。


今年読了を目標としていた「ダレン・シャン」シリーズを本日読み終えました。


元は同じ一族であったヴァンパイアとヴァンパニーズ。

一方が勝てば、勝者は闇の帝王となって敗者側の一族を一掃するという予言があり、一族の存亡を気に掛けるダレンには大きな悩みどころ。

かつての親友であるヴァンパニーズ大王のスティーブに、自分達ヴァンパイア一族を一掃されたくはない。

かといって自分が勝者となり、闇の帝王となって混乱を作り出したくもない。

この予言を聞いたダレンは、どんな決断をするのかというところで終わったのが前作。

(厳密には違うけど。そういうことは言われてました。)

今作の始まりは、予想外の告白から始まりました。

倒すべき相手、ヴァンパニーズ大王がダレンのかつての親友スティーブだという事実はもっと前の作品で明かされましたが、ダレンが故郷に戻り、そこで出会った少年ダリウス(Darius)がダレンのごく近い親類であることもわかり、激しく戸惑うダレン。

出来るだけ彼らを巻き込むまいと手を掛けて、最終的にはダレンは仲間のヴァンパイアであるヴァンチャと共に、仇敵スティーブと彼の右腕であるガネンと相対します。


で、ここで決着すればとてもシンプルな物語なのですが、さらなる展開が待ってました。

どんでん返し。

英語ではプロットツイスト(plot twist)です。

スティーブとダレンとの対戦が決着した時、ダレンは予想だもしない事実を知ることになります。

物語の初期から登場した、いわゆる黒幕であるキャラクター、ミスタータイニー(Mr. Desmond Tiny)は、時間を支配する不気味な存在なのですが、彼が最後まで物語に関与していました。

彼は世界を混乱に導いて、それを楽しむ趣向の不気味な存在。

ダレンはミスタータイニーの野望を阻止し、かつての親友スティーブとの対決も決着させることも要求され、最後の戦いもはらはらします。

どちらが勝つか、あるいは負けた場合にどうするか、また勝敗を決めることで更なる混乱を招くなら、どうすればその混乱を防ぐことが出来るのか、ダレンと共に考えさせられたエピソードです。






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