洋書Lovers普及委員会 委員長のMasumiです。進捗報告です。
10/14に読書開始して、のんびり読み進め10/24に読了しました。
さて、前作でダレンは決定的な別れを経験し、大きな喪失感に見舞われました。
それでも一族を滅ぼす運命のヴァンパニーズ大王との対決を控え、仲間達と次の作戦を立てなければならないという状況にあります。
そんなダレンは、仲間の一人、リトルピープルと呼ばれる、全身つぎはぎ姿の小さき人ハーキャットと共に異次元へ移されて、彼の出生を突き止める旅に出ます。
ハーキャット含めてリトルピープルは、不気味な運命の男デズモンド・タイニー(Mr Desmond Tiny: Destiny)の手によって作られた存在。
作られる前は死んだ存在で、生前の記憶と姿を持たずに復活したのがリトルピープル。
ハーキャットは、他のリトルピープルと異なり、ダレンや彼が一時期過ごしたサーカス、シルクドフリーク仲間達と意思疎通を取ることが出来た存在で、やがて言葉を喋るようになります。
そういうエピソードを経て、ハーキャットは自分の生前の姿を知るようになっていきます。
ミスター・タイニーの手で、ハーキャットと異次元空間に飛んだダレン。
悲しみを癒しながら、試練をクリアし、ハーキャットの生前の正体を知り、次の戦いへ備えます。
一族同士の対決とは一線を画すエピソードでしたが、喪失感の中にいるダレンには心を癒す大切な時間だったのかもしれません。
Commentaires